7月22日

某大学の非常勤もあとわずかなので、授業の後に観光へ行ってみる。

まずは、猿沢池をまわって、春日大社へ。参道に鹿があふれている。しかし、平日だからだろうか、観光客は外国人しかみかけない。

本社も中に入って礼拝。樹齢千年の杉の木から少しパワーをもらう。

その後、奥野院道を通って、いったん県道に出て、さらに中の禰宜道を通って二の鳥居まで戻ってくる。なんかくたくた。

時間がまだあるので奈良国博へ。「至高の仏像展」を見ようと思っていったのだが、間違って新館の「修理展」の方へ行ってしまう。展示がやたらと少ないので危ぶんではいたのだが、こっちは本命ではない。勉強にはなるんだけどね。

「仏像展」の方は結構内容が良い。千手観音、阿弥陀如来十二神将不動明王等等、さまざまな分野の仏像を飛鳥時代から鎌倉時代まで時代の変遷を見ながら鑑賞できる。

時間がまったくなく、ざっと見流しただけだけど、もう少しじっくり見たかった。十二神将とかかなりコミカルでおもしろかったのに。あと、かなり横に太めの千手観音像とかお気に入り。グランドガンダムみたいで。

千手観音像と言えば、手が40本がスタンダードだと思っていたのだけれど、平安時代には実際に千本の腕をもつ千手観音像が作られていたのを知って仰天する。なんかアホやなぁ、とか思いつつ、時代の苦しさも透けて見えるようで、ちょっとせつない。

奈良の国博は展示スペースがめちゃくちゃ広くてとてもよかった。京都の展覧会もここでやれば、と思いつつ、ここは来るのが面倒だと思わないこともなく。でも、この前の展示には山のような行列ができたらしいしなぁ・・・広い空間と行きやすさ、どちらをとるべき?

そういえば、10月に京都の文博にやってくる展覧会が東京の西洋美術館でやってるんだけど、これをみておくべきかどうか今悩んでます。