wat mayhem『桃天紅』

公演直前に安売りチケットがでて、GWに予定もなかったのでぽちっと買って行ってみた。

そしたらやたらにおもしろかった。

これが正当な芝居だとは言わないけれど、観客席を巻き込んでのまさに「どんちゃん騒ぎ」だった。

舞台上で「悪ふざけ」をする役者たちをネタに観客全員が笑いこける。そういうお芝居。主演・演出の山内圭哉が言う通り、1000人以上入るBRAVA!でやる芝居ではない。

まあ、まともなときの役者を知ってるから笑えるわけであって、芝居見てない人には???ってところもあるのかも。

しかし、私的には久々の大笑いの芝居であり、笑った以外にな〜んも覚えていないけど、満足度の高い芝居だったわけでございます。

原作は中島らもで、リリパットアーミーの役者さんたちで公演されたらしい。そして、千秋楽の今日はその役者さんたちが多く駆けつけたらしいのだが、1人も見かけませんでしたわ。ま、それはいいんですが。

カーテンコールできっちゅが言った「らもさんの気持ちを一番受け継いでいるのは圭哉なわけで」という言葉が印象的だった。そしてそれ以上に、その後に行われたちくわ播き(あめちゃんのようにちくわがばらまかれる)の光景も衝撃的だった。リリパットアーミーってこんなことする劇団だったのか。

当時はまだ演劇を知らず。「健康」の再結成公演を見た時にも思ったが、当時の劇団の勢いがちょっぴりうらやましい。

しかし、本人談通り、川下大洋さんは本当にだれだかわからんかったな(笑)