囲碁のお勉強

最近、「囲碁の時間」を見てるうちに囲碁がまた面白くなって、ちょいちょいゲーム機で遊んでるわけなんです。

で、その中で最近「これが勉強か」ってのを感じた出来事があったので、その話を。

今やってるのはGBAの『ヒカルの碁2』の「サバイバルモード」ってやつ。

いろんな条件の下で相手を倒して行って、1人を勝ち抜くたびに少し難しい条件になっていくというモードなんですが。

まあ、GBA程度のスペックだとコンピュータがやたらと弱くて、普通に打ってると正直最強レベルでも何の苦もなく勝てます。

基本は13路で、30分もすれば打ち終わり。もちろん、こっちにはハンデがついていて、13路で6子とか8子とか。これに早打ち(10秒)とかがついたり(相手には秒数制限がありません)。

19路の場合は3子くらい。こっちは打ち終わるのに1時間近くかかります。

それでも、普通に勝てるわけなんですが、こりゃあやばいって問題にこないだはじめて会いました。

19路で8子。もちろん白番。ま、それはいいんですがどうも画面がおかしい。

こっちが白番なのに、画面に8つの白い石。

???

確認したらやっぱりこっちが白番。

打ちはじめてわかりました・・・・・・一色碁か。

9路とかでは経験があるけど、19路は(というか、13路でもないわ)。

コンピュータは自他の石がわかるんだろうけど、こっちはもうどれがなんだか、一面真白、という状態(こういうときコンピュータってずれーって一番思う)。

一瞬あきらめようかと思いましたが、まあやってみれ、と打ってるとそれなりに打ててしまって。

こんなに囲碁経験がないのにもかかわらず、やってみればやれるもの。ちゃんと自分の石がどれかだいたいわかってるもんなんですね。

もちろん、戦いになるとまったくわからんようになるので、戦場は常に1カ所ずつ、石は出来るだけ繋げるようにって打って行かないと無理なんですが。

それでも、いろいろ守り方、攻め方を勉強するうちに(恥ずかしながら、私は未だ定石というものを1つも覚えていません)、石の流れがわかっているのか、「こういう風に攻めるはずなので、この石は自分の」とかわかるんですわ。

なんかめっさ不思議な体験でした。こんなの、ある程度強い人しかできんことだと思ってました。

対人では1~2回しか打ってない私でも、テレビ見てるだけでここまで打てるようになるもんなんですねぇ。

打ち終わった後はもううだるような疲れでしたが(途中休憩入れると全部忘れてしまいそうだし)、ま、普段以上に石の流れとか相手の打ち筋に気を配ることができて、ちょっと賢くなった気持ちになりました。

ああ、こういうのが碁の勉強っていうのか、とちょっぴり感動した反面、こんなしんどい勉強はなんどもできんわ、とあきらめるのが半分だったりします。

ああ、普通に人に囲碁を教わりたい・・・